宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/17 09:37 M1.2
08:35 C3.0
05:31 C2.9
04:50 C2.3
00:23 C3.3
12/16 22:18 C2.0
12/15 23:29 C4.4
21:08 C2.6
19:36 C8.1
19:05 C2.2
13:48 C2.8
13:09 C4.5
11:58 C2.8
10:37 C2.1
08:43 C6.0
08:15 C3.0
05:28 C3.0

黒点 12/17 (NOAA)
磁場 フレア
2905 1 α ---
2906 9 β C2
2907 23 βγ C8
2908 10 β ---
2909 5 β C3
2910 6 β ---
2911 3 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 414 -0.1
-2 h 428 -0.7
-4 h 450 +0.9
-6 h 459 -0.2
-8 h 467 +1.2
-10 h 489 +1.5
-12 h 502 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 8 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
12/17 0.8 4x10^2
12/16 0.7 2x10^2
12/15 0.7 2x10^2
12/14 0.8 4x10^2
12/13 0.8 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/12/12 10:08 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/12/13 13:09 黒点が増えています。太陽風は低速の状態です。
2021/12/14 13:04 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/12/15 12:52 C6.0の小規模フレアが発生しました。太陽の東端に黒点が並んでいます。
2021/12/16 13:15 Cクラスのフレアが続いています。高速太陽風が到来しています。
最新のニュース

2021/12/17 13:23 更新
M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

太陽の北東(左上)に現れた活動的な領域に黒点が発生して、
2911群と番号が付けられています。
この領域で、今朝、17日9時半(世界時17日0時半)に、
M1.2の中規模フレアが発生しました。

一方、南東(左下)の黒点では、
2907群でC1.5、2909群でC3.3、C3.0などの
小規模フレアが発生しています。

南東側の黒点の可視光写真を掲載します。
太陽の中に進んできたため、
3つの黒点群の横の広がりが大きく見える様になっています。
全体が入るように写真の倍率を調節しているので、
昨日の写真との比較では注意して下さい。

STEREO Ahead衛星の観測によると、
太陽の東端の向こう側には別の活動的な領域があり、
今後、こちら側に姿を現しそうです。
どの様な領域が現れるか注目してください。


太陽風は、昨夜遅くから速度が下がり始め、
550km/秒と高速だった太陽風は、
現在は400km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度も5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。

27日周期の図を見ると、
太陽風速度の高まりは、1日半ほどで終わっています。

AE指数は、グラフの途中までは小規模の変化が続いていますが、
最後のところは変化がなくなり、静かになっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の東側にコロナホールが見えています。
4日後くらいからこの領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。



太陽の南東に並ぶ3つの黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。