宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/12/17 13:23 更新 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽の北東(左上)に現れた活動的な領域に黒点が発生して、 2911群と番号が付けられています。 この領域で、今朝、17日9時半(世界時17日0時半)に、 M1.2の中規模フレアが発生しました。 一方、南東(左下)の黒点では、 2907群でC1.5、2909群でC3.3、C3.0などの 小規模フレアが発生しています。 南東側の黒点の可視光写真を掲載します。 太陽の中に進んできたため、 3つの黒点群の横の広がりが大きく見える様になっています。 全体が入るように写真の倍率を調節しているので、 昨日の写真との比較では注意して下さい。 STEREO Ahead衛星の観測によると、 太陽の東端の向こう側には別の活動的な領域があり、 今後、こちら側に姿を現しそうです。 どの様な領域が現れるか注目してください。 太陽風は、昨夜遅くから速度が下がり始め、 550km/秒と高速だった太陽風は、 現在は400km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。 27日周期の図を見ると、 太陽風速度の高まりは、1日半ほどで終わっています。 AE指数は、グラフの途中までは小規模の変化が続いていますが、 最後のところは変化がなくなり、静かになっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部の東側にコロナホールが見えています。 4日後くらいからこの領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |