宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/12/16 13:15 更新 Cクラスのフレアが続いています。高速太陽風が到来しています。 担当 篠原 2907黒点群の活動が続いています。 昨日の昼から深夜にかけて、 C4.5、C8.1、C4.4などのやや大きいCクラスフレアと、 C1〜2のフレアを9回起こしています。 活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 明るい領域が横に並んでいますが、 右端が2907群で、頻繁に明るい輝きを発生させています。 左側の領域は、2908、2909黒点群です。 可視光写真を2枚目に掲載します。 X線グラフを見ると、 今日に入った頃からフレアは見られなくなっています。 この後の活動はどうなるでしょうか。 太陽では、中心部の北半球に小さい黒点が発生しています。 また、北東の端(左上)から活動的な領域がこちら側に現れています。 ここに黒点はあるでしょうか。 太陽風は、昨日のニュースの後に速度が上昇を始め 15日16時(世界時15日7時)には、 500km/秒を超えて高速の状態になりました。 以降、520〜540km/秒で推移しています。 磁場強度は、昨日のニュースの後に15nTに強まりましたが、 速度が上がると7nTに下がり、現在は5nTと平均的な状態です。 太陽の南半球に見えていたコロナホールの影響が到来した様です。 27日周期の図を見ると、 前周期より2日半ほど遅れて速度の高まりが始まっています。 今日のSDO衛星AIA193を見ると、 東側の赤道域にコロナホールが見えています。 6日後くらいにこの領域の影響が始まりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りに推移しています。 このため、太陽風の速度は高まっていますが、 磁気圏活動の高まりは限定的で、 AE指数は、500nTと1000nTの変化が起きている程度です。 2907黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東に並ぶ3つの黒点群。SDO衛星 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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