宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/12 10:08 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒前後の低速の風が続いています。 磁場強度は、8nTから6nTに少しずつ下がり、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの最初に南向きの変化が強まっていますが、 以降は、北寄りか0nT付近と小さくなっています。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後の15日くらいから 太陽風速度が高まる可能性があります。 コロナホールの進み方は、 前周期と比べると2日ほど遅くなっているので、 太陽風の変化も同じように 2日くらい遅れて始まるかもしれません。 SDO衛星の可視光写真によると、 太陽の南東側(左下)に小さい黒点が現れている様です。 掲載の写真では小さすぎて見つけられません。 はっきり分かる大きさに成長するでしょうか。 SDO衛星の画像では、 南東の端(左下)から活動的な領域が近づいていて、 この後、こちら側に姿を現しそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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