宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/11 09:31 更新 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、310km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態から、 グラフの途中で7nTに少し強まっています。 太陽風の2番目のグラフを見ると、 磁場の大まかな方向がAからTに切り替わっています。 この切り替わりと関係する変化かもしれません。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南東(左下)にコロナホールの暗い領域が見えていますが、 この広がりが27日前と比べるとずいぶん小さくなっています。 この領域は、27日周期の図の前周期の 11月16日から始まる高速太陽風をもたらしていたのですが、 今回はその影響が小さくなりそうです。 太陽は無黒点です。 SDO衛星の動画を見ると、 夜の間に小さい黒点が中心部に発生した様ですが、 現在は消えています。 一方、南東の端(左下)の向こう側から活動的な領域が近づいていて、 SDO衛星AIAカメラで、その変化が見える様になっています。 どの様な領域が現れるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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