宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/ 6 15:11 更新 太陽の南西端の向こう側でフレアが続きました。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 昨日のニュースの後も太陽の南西端でフレアの発生は続き、 5日16時(世界時5日7時)に、 M1.4の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアの発生は、11月9日のM2.0以来、 およそ1か月ぶりです。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 太陽の端の向こう側で発生しているので、 本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。 そして、今朝、6日4時(世界時5日19時)には、 C1.6の小規模フレアが発生しています。 この2つのフレアに伴って、 CME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2の動画を見ると、 後のC1.6フレアの方がより激しい噴出になっています。 フレアの規模も こちらの方がより大きかったのかもしれません。 現在の太陽面は、 南東側(左下)に2904黒点群が見えるだけです。 太陽風は、昨夜から速度が少し高まり、 現在は480km/秒とやや高速の状態です。 コロナホールの影響が続いている様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 中心部の北側に小さいコロナホールが見える程度です。 現在の速度の高まりが終わった後は、 しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽の南西端で発生したM1.4の中規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.4とC1.6フレアによるCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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