宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 1 --- ---
11/30 --- ---
11/29 --- ---

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2898 1 α ---
2900 3 β ---
2901 1 α ---
2902 5 β ---
2903 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 500 -1.5
-2 h 498 -4.3
-4 h 462 +2.0
-6 h 460 -9.4
-8 h 377 -8.8
-10 h 360 +5.4
-12 h 370 +3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -49 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
12/ 1 0.7 5x10^2
11/30 0.7 5x10^2
11/29 0.7 6x10^2
11/28 0.7 3x10^3
11/27 0.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/26 13:20 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/11/27 13:24 太陽風は更に低速になっています。新しい黒点が現れています。
2021/11/28 13:23 太陽風の小規模の乱れが到来しています。太陽風はやや低速です。
2021/11/29 13:47 磁場の強まりは終わり、太陽風は平均的な状態です。
2021/11/30 14:08 太陽風は低速になっています。フィラメント噴出が発生しています。
最新のニュース

2021/12/ 1 13:20 更新
太陽風の速度は500km/秒に高まっています。

担当 篠原

今朝、1日4時(世界時30日19時)頃から
太陽風の速度は上昇を始め、
先ほど、1日12時(世界時1日3時)頃に500km/秒に達し、
高速風になりました。

3日前の28日頃に太陽の北半球側に見えていた
細長いコロナホールの影響がやって来たのではないでしょうか。
27日周期の図の前周期のグラフでは、
11月2日に速度の高まりが到来していたのですが、
今回は2日ほど遅れての始まりとなりました。

太陽風の磁場強度も、初めは15nTまで高まり、
現在は7〜8nTとやや強まった状態で推移しています。

南北成分の変化は南寄りで、
速度が高まり始めた頃に
-10nTを超える強い南向きの変化も発生しています。
この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は800nT程度の中規模の変化が発生しています。

太陽風のグラフの最後では、
磁場の南北成分は、0nT付近に下がっています。
今後も南寄りの傾向が続けば、
速度が高まっているので
磁気圏の活動も高まった状態が続くでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心部の南側にコロナホールが見えています。
明後日くらいからこの領域の影響が始まりそうです。
太陽風の高まりはこのまま続くことになるかもしれません。


太陽は、昨日現れていた黒点に、
2902群、2903群と番号が付けられています。

X線グラフの強度は次第に下がり、
変化も見られなくなっていて,太陽は穏やかです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。