宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/ 2 12:48 更新 高速の太陽風が続いています。次のコロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は7nTから4nTへ下がり、 平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤にかけて南寄りの傾向が続いています。 このため、AE指数は500〜800nTの中規模の変化が続きました。 オーロラも活発に現れたのではないでしょうか。 今朝くらいから磁場の南北成分は北寄りに傾向が変わり、 AE指数のグラフは、 2枚目では変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中心部を斜めにコロナホールが延びています。 明日くらいからこの領域の影響が始まりそうで、 太陽風はこのまま高速の状態が続く可能性があります。 南北磁場の変化はどの様になるでしょうか。 太陽は、東側(左側)の2901、2903黒点群が 見えなくなっています。 そして、南西(右下)の2898、2900群はもうすぐ沈みそうです。 X線グラフは強度の低下が続いていて、 太陽は穏やかな状態です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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