宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/12/ 4 12:46 更新 太陽風の速度は510km/秒に高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 460km/秒から430km/秒へゆっくりと下がっていましたが、 今朝以降は上昇に切り替わり、 現在は510km/秒と高速の状態に戻っています。 SDO衛星AIA193で 太陽の西側に進んでいたコロナホールの影響が始まった様です。 太陽風の磁場強度は、 昨夜から8nTくらいに強まる変化が発生しています。 現在は少し下がって、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 -5nT程度の南向きの変化が度々発生しています。 このため磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 中心部のコロナホールは全体が西半球に進み、 東側(左側)にコロナホールはありません。 太陽風の高まりはこれから3〜4日程度続き、 その後は速度が下がって穏やかになりそうです。 太陽は、南西の端(右下)に活動的な領域が発生して、 Bクラスの小さいフレアが続いています。 その他は小さい黒点が見られる程度で、 南西の領域が沈んだ後は、太陽は静かになりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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