宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:08)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/30 --- ---
11/29 --- ---
11/28 --- ---

黒点 11/30 (NOAA)
磁場 フレア
2898 5 β ---
2900 11 β ---
2901 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 342 -1.5
-2 h 350 +1.2
-4 h 348 -0.0
-6 h 342 -0.6
-8 h 357 -1.1
-10 h 365 -0.9
-12 h 369 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^1
11/30 0.7 5x10^2
11/29 0.7 6x10^2
11/28 0.7 3x10^3
11/27 0.7 3x10^3
11/26 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/25 13:58 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。
2021/11/26 13:20 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/11/27 13:24 太陽風は更に低速になっています。新しい黒点が現れています。
2021/11/28 13:23 太陽風の小規模の乱れが到来しています。太陽風はやや低速です。
2021/11/29 13:47 磁場の強まりは終わり、太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2021/11/30 14:08 更新
太陽風は低速になっています。フィラメント噴出が発生しています。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒からゆっくりと低下して、
340km/秒と低速の状態です。
磁場強度も、4nTから2nTへ下がっています。

磁場の南北成分は、太陽風のグラフの前半は弱い南寄りで、
AE指数では200nTの小規模の変化が見られています。
後半になると磁場は0nT付近に下がり、速度の低下も重なって、
AE指数は変化が見られなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
真正面に来たためか、広がりも大きく見えています。
3日後くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。

コロナホールは左上に向かって延びています。
速度の高まりは、しばらく続くかもしれません。


太陽では、昨夕、29日16時(世界時29日7時)頃に、
中心部の南側でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
黒いコロナの筋が下に向かって飛び出しています。

この噴出によるCME(コロナ質量放出)が、
SOHO衛星LASCO C2で撮影されています。
動画では、淡いガスが太陽の下に向かって広がっています。

太陽風の乱れは地球の方向にも向かっている可能性があります。
コロナホールの高速風と重なる形で、
3日後くらいに磁場の強まりがやって来るかもしれません。

また、太陽の中心部の北側と、
南東部(左下)に新しい黒点が現れています。
X線グラフの高まりは特になく、
変化は昨日よりも少なくなっています。




太陽の中心部の南側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の下に向かって広がっています。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。