宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/26 --- ---
11/25 --- ---
11/24 --- ---

黒点 11/26 (NOAA)
磁場 フレア
2898 10 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 367 -1.5
-2 h 389 -1.7
-4 h 397 -1.2
-6 h 414 -0.6
-8 h 434 -0.7
-10 h 432 -0.6
-12 h 450 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 9x10^2
11/26 0.7 1x10^3
11/25 0.7 2x10^3
11/24 0.7 2x10^3
11/23 0.7 1x10^3
11/22 0.8 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/21 13:44 高速太陽風が到来し、速度は570km/秒に高まっています。
2021/11/22 13:09 高速の太陽風が続いていますが、速度は低下に向かいそうです。
2021/11/23 13:11 太陽風の速度は510km/秒に下がり、高速風は終わりに近付いている様です。
2021/11/24 13:05 太陽風の速度はゆっくりと下がっています。新しい黒点が現れています。
2021/11/25 13:58 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。
最新のニュース

2021/11/26 13:20 更新
太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

今朝、26日9時(世界時26日0時)頃、
太陽の北東側(左上)でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。

この噴出により、
CME(コロナ質量放出)が発生している可能性があります。
この後のSOHO衛星の画像などに注目してください。
太陽の端に近い場所で発生しているので、
地球への影響は弱くなりそうです。

太陽は、中心部の南側に2898黒点群と、
南西の端近く(右下)に黒点が現れています。

X線グラフに変化はほとんどなく、活動は穏やかです。


太陽風は、昨夜遅くまでは450km/秒の状態が続いていましたが、
その後下がり始め、現在は370km/秒と低速の状態になっています。
磁場強度も、2〜3nTと弱くなっています。

磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。


SDO衛星AIA193では、
南西(右下)と北東(左上)に小さいコロナホールが見えています。
南西の領域の影響は、これからやって来るでしょうか。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風は、10月31日以降速度や磁場の変化が目立っています。
このうち、10月31日と11月4日の変化は、
CMEに関係するので周期性はありません。
間に挟まれた11月2日の変化は、
太陽の北側に見えていたコロナホールと関係していた可能性があり、
3日後くらいにこの変化の回帰が見られるかもしれません。
太陽風がどの様な推移になるのか、注目してください。




太陽の北東側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。