宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/25 --- ---
11/24 --- ---
11/23 --- ---

黒点 11/25 (NOAA)
磁場 フレア
2896 1 α ---
2897 1 α ---
2898 7 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 460 -2.4
-2 h 455 -2.3
-4 h 451 -0.7
-6 h 463 -0.2
-8 h 451 -0.1
-10 h 457 +2.2
-12 h 462 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -20 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 9x10^2
11/25 0.7 2x10^3
11/24 0.7 2x10^3
11/23 0.7 1x10^3
11/22 0.8 1x10^3
11/21 0.7 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/20 12:58 太陽風の速度は平均的な状態に戻っています。磁気圏も穏やかです。
2021/11/21 13:44 高速太陽風が到来し、速度は570km/秒に高まっています。
2021/11/22 13:09 高速の太陽風が続いていますが、速度は低下に向かいそうです。
2021/11/23 13:11 太陽風の速度は510km/秒に下がり、高速風は終わりに近付いている様です。
2021/11/24 13:05 太陽風の速度はゆっくりと下がっています。新しい黒点が現れています。
最新のニュース

2021/11/25 13:58 更新
フィラメント噴出によりCMEが発生しています。

担当 篠原

昨夜、24日22時(世界時24日13時)頃、
太陽の南東側(左下)でフィラメント噴出が発生した様です。

SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
かなり分かりにくいのですが、
動画の途中で、太陽の左下のコロナのガスに
淡い変化が発生しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
太陽の左下に向かってCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
噴出の様子から地球方向への影響は小さい様に思いますが、
3〜4日後の太陽風に乱れが発生するかもしれません。

また、太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星でも
CMEが観測されています。
COR2による動画を掲載します。
こちらでも、太陽の南側に飛び出しているのが分かります。

太陽では、南東(左下)の黒点が昨日よりも大きくなっています。
昨日は南半球の中心部の黒点を2898群と紹介しましたが、
NOAA/SWPCの報告書の経度が誤っていたようで、
この南東の目立つ黒点群が2898群でした。
B1くらいの小さいフレアを起こしています。


太陽風の速度は、
460km/秒と昨日からあまり下がらずに推移しています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は時々小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
中心部の細長いコロナホールが西に進んでいます。
この領域の影響は見られるでしょうか。





太陽の南東側でフィラメント噴出が発生した様です。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCME。地球は右側にあります。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。