宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/11/25 13:58 更新 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。 担当 篠原 昨夜、24日22時(世界時24日13時)頃、 太陽の南東側(左下)でフィラメント噴出が発生した様です。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 かなり分かりにくいのですが、 動画の途中で、太陽の左下のコロナのガスに 淡い変化が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の左下に向かってCME(コロナ質量放出)が飛び出しています。 噴出の様子から地球方向への影響は小さい様に思いますが、 3〜4日後の太陽風に乱れが発生するかもしれません。 また、太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星でも CMEが観測されています。 COR2による動画を掲載します。 こちらでも、太陽の南側に飛び出しているのが分かります。 太陽では、南東(左下)の黒点が昨日よりも大きくなっています。 昨日は南半球の中心部の黒点を2898群と紹介しましたが、 NOAA/SWPCの報告書の経度が誤っていたようで、 この南東の目立つ黒点群が2898群でした。 B1くらいの小さいフレアを起こしています。 太陽風の速度は、 460km/秒と昨日からあまり下がらずに推移しています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は時々小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 中心部の細長いコロナホールが西に進んでいます。 この領域の影響は見られるでしょうか。 太陽の南東側でフィラメント噴出が発生した様です。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左下に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2によるCME。地球は右側にあります。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |