宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/11/22 13:09 更新 高速の太陽風が続いていますが、速度は低下に向かいそうです。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の速度は再び600km/秒台に高まり、 夜には650km/秒に達しました。 その後少し下がりましたが、 現在も560〜600km/秒と高速の状態が続いています。 太陽風の磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、 やや弱くなっています。 太陽風速度の高まりは、ピークを越えた様です。 磁場の南北成分は、 北寄りから0nT付近へ傾向が変わっています。 弱い南向きの変化が見られる様になり、 AE指数は500nT程度の変化が続いています。 磁気圏はある程度活動的になっている様です。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速風をもたらしたコロナホールは 南西(右下)に進んでいます。 この後、影響は弱まりそうです。 一方、北極から縦に伸びるコロナホールと、 南東(左下)に小さいコロナホールが見えています。 どちらも27日前には見えていなかったので、 今後、影響が現れるかどうか注目してください。 太陽は、2896群、2897群の黒点が小さく見えるだけです。 X線グラフは特に変化はありません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |