宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
一昨日、M2.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/12 --- ---
11/11 --- ---
11/10 00:50 M2.0

黒点 11/12 (NOAA)
磁場 フレア
2893 1 α ---
2894 3 α ---
2895 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 399 -0.4
-2 h 402 -1.3
-4 h 414 +2.8
-6 h 379 +1.3
-8 h 383 +1.6
-10 h 375 +2.7
-12 h 373 +2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -30 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^2
11/12 0.8 2x10^3
11/11 1.0 2x10^3
11/10 2.6 8x10^3
11/ 9 0.7 9x10^3
11/ 8 0.7 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/ 7 14:07 太陽風は高速の状態が続いています。
2021/11/ 8 12:59 太陽風は平均的な速度に戻りました。磁気圏は穏やかです。
2021/11/ 9 13:46 太陽風は平均的な状態です。
2021/11/10 14:16 M2.0の中規模フレアが発生しました。
2021/11/11 14:14 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2021/11/12 12:48 更新
太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
オーロラの写真を2枚いただきました。

1枚目は、11月1日のニュースに掲載した写真の時のオーロラです。
広角のレンズでオーロラの全体を撮影しています。
1日に掲載した写真は、この写真の左下側の4分の1くらいの範囲です。
地平線の向こうのオーロラの広がりまでイメージできそうな、
興味深い写真です。

2枚目は、4日にやってきた太陽風の乱れによって、
磁気圏の活動が活発になった時のオーロラです。
天文薄明といわれる夕方の空の明るさがまだ残っている頃の撮影とのことで、
1枚目と比べると、背景の星の写り方がずいぶん違っています。
この写真では、紫色のオーロラが目立っています。
米戸さんによると、赤色のオーロラは右端近くに少し写っている程度で、
ほぼ紫一色だったとのことです。
この写真の最上段は天頂付近だそうで、
そこまで光が伸びる大きなオーロラだったとのことです。

美しい写真をありがとうございます。
ほぼ同じ範囲を撮影しているので、2枚を比較するととても面白いです。



太陽風は、速度が400km/秒から380km/秒に少し下がり、
再び400km/秒に戻っています。
平均的な状態が続いています。
磁場強度は、5nTから7nTに少し上がっていますが、
小さい変化です。

磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化していて、
南を向いたところでAE指数に600nTの変化が発生していますが、
その他の時間帯は穏やかです。

SDO衛星AIA193では、
南東(左下)のコロナホールがよく見えるようになってきました。
次の太陽風の強まりは、この領域の影響になりそうです。
5日後くらいでしょうか。


太陽は、2893黒点群が西の端に沈もうとしています。
また、2895群は黒点が小さくなっていて、
この後、消えてしまうかもしれません。

X線グラフはBクラスの小さい変化がある程度で、
太陽は穏やかです。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地11月1日2時28分(世界時10月31日13時28分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地11月4日22時20分(世界時11月4日9時20分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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