宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/11/10 14:16 更新 M2.0の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 今日未明、10日1時(世界時9日16時)に、 太陽の北西の端(右上)の向こう側で、 M2.0の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、193の動画を掲載します。 2日前くらいに沈んで行った2891黒点群の領域で 発生したのではないでしょうか。 本当の規模はM2.0よりも大きかった可能性があります。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の右に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 地球に対しては横向きなので、影響はないでしょう。 太陽のこちら側は、 南西の端の小さい黒点に加えて、 北西の端近くにも小さい黒点が現れています。 他の3つの黒点群と合わせて、特に活動はありません。 太陽風は、 昨夜にかけて速度が350km/秒に下がって低速になりましたが、 今日に入ると上昇して、 現在は420km/秒と平均的な状態です。 磁場強度も、4nTに下がって5nTに戻るという 小さい変化をしています。 磁場の南北成分は、今日に入る頃から南北に変化するようになって、 AE指数に小規模の変化が見られる様になっています。 SDO衛星AIA193では、目立つ程のコロナホールはなく、 太陽風は穏やかな状態が続きそうですが、どうなるでしょうか。 太陽の北西端の向こう側で発生したM2.0のフレア。SDO衛星AIA131、193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M2.0のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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