宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 06:41 C2.3
00:26 C1.6
11/ 5 --- ---
11/ 4 23:41 C2.9
19:34 C3.5
05:48 C5.2

黒点 11/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2891 6 β C2
2893 3 β ---
2894 1 α C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 620 +0.3
-2 h 616 +1.7
-4 h 541 +6.1
-6 h 528 +1.7
-8 h 539 -0.3
-10 h 547 -0.3
-12 h 553 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^3
11/ 6 0.7 3x10^3
11/ 5 0.7 2x10^3
11/ 4 14.9 2x10^3
11/ 3 3.8 6x10^2
11/ 2 4.2 4x10^2

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/ 1 13:15 太陽風の乱れが到来しましたが、変化は小規模でした。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2021/11/ 2 14:04 M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は550km/秒に高まっています。
2021/11/ 3 14:11 高速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2021/11/ 4 13:49 今朝、太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2021/11/ 5 13:31 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。
最新のニュース

2021/11/ 6 12:59 更新
太陽風の速度が600km/秒台に高まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
今朝にかけて520km/秒まで低下しましたが、
再び速度の高まりが到来して、630km/秒に上昇しました。
現在は少し下がって、620km/秒です。

磁場強度も、
速度が上がる頃に一時的に10nTへ強まり、
現在は5nTを割るくらいに下がっています。

磁場の南北成分は、
0nT付近か、北向きに強まることが多く、
磁気圏の活動はそれほど強まっていません。
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が見られるくらいです。

しかし、速度が高まっているので、
この後に磁場が南向きに切り替わる変化をすると、
オーロラの活動は一気に強まる可能性があります。
引き続き注目してください。


太陽は、南東の端(左下)に現れた黒点に、
2894群と番号が付けられています。
今朝、C2.3の小規模フレアを起こしたくらいで、
活動度は特に高くはありません。

また、北東の端(左上)から新しい領域が近づいている様です。
こちらからも黒点が現れるでしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。