宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/11/ 5 13:31 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風磁場の南北成分が大きく南向きに振れて、 -10〜 -15nTの状態が8時間近く続きました。 速度も700km/秒とかなり高まっていたので、 磁気圏の活動は激しくなり、 AE指数は、2000nTに達する激しい変化が 6時間にわたって発生してます。 極域では素晴らしいオーロラが発生していたのではないでしょうか。 京都大学WDCのDst指数の速報値は、 -107nTまで変化していて、 中規模の磁気嵐が発生しています。 (Dst指数はマイナスに強まります) まだ速報値の段階ですが、 第25期でDst指数が-100nTに達したのは今回が初めてです。 この指数が-100nTに達したのは、 2018年8月26日の -175nT以来で、3年2か月ぶりです。 太陽風磁場の南北成分は、 昨夜、4日21時(世界時4日12時)に北向きに切り替わり、 AE指数の変化も、グラフの後半は小さくなっています。 現在の太陽風は、速度は550km/秒、磁場強度は13nTと、 下がっては来ましたが、強まった状態が続いています。 この後の変化はどうなるでしょうか。 太陽は、南東(左下)の領域で、 C3.5、C2.9の小規模フレアが発生しています。 可視光写真では、この部分に黒点が現れています。 この後の活動に注目してください。 Dst指数の速報値は、-107nTに達しています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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