宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/17 14:22 更新 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に400km/秒へ上がり、 以降、380〜400km/秒と平均的な速さになっています。 磁場強度は、9nTとやや強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、北向きの傾向が続いています。 このため磁気圏は穏やかで、 AE指数はほとんど変化のない状態です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが西側に進んでいます。 2日後くらいから太陽風の速度が高まりそうです。 太陽は、2882黒点群が西に沈み、無黒点になっています。 昨夜、16日20時(世界時16日11時)頃に、 太陽の南東の端(左下)でフィラメント噴出が発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽の左下に向かって飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球に対して横向きなので、影響はありません。 太陽の南東の端で発生したフィラメント噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左下に向かうCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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