宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/13 13:05 更新 太陽風は平均的な状態に戻り、磁気圏の活動も落ち着いています。 担当 篠原 昨日の午前に始まった太陽風の乱れは、 夕方まで磁場強度が15nTに強まっていましたが、 その後は次第に低下して、 今朝には4nTと平均的な状態に戻っています。 一方、太陽風の速度は、 450km/秒前後と平均的な状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、 昨夜遅くまでは -10nT程度の南向きの強まりが到来し、 磁気圏の活動は活発な状態が続きました。 AE指数では、1000nT前後の変化が続き、 最大の変化は2000nTを超えています。 今日に入る頃から南北成分は0nT付近に下がり、 磁気圏の活動も小さくなっています。 CMEによる太陽風の乱れは一段落ついたと言えそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中心部には小さいコロナホールが見える程度で、 この後、太陽風は低速の穏やかな状態になりそうです。 太陽は、2882黒点群が見えていますが、 Bクラスの小さい活動が起きている程度です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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