宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/ 7 13:14 更新 太陽風磁場が南向きに変化して、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、320km/秒から300km/秒へゆっくり下がり、 低速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態からゆっくりと強まり、 昨夜遅くには10nTを超えて、12nTまで強まりました。 現在は少し下がっていますが、9nTとまだ強まった状態です。 磁場の南北成分は、 磁場が強まり始めた頃から南向きに変化する様になり、 -10nTに達しています。 この影響で磁気圏の活動もある程度高まって、 AE指数は500〜800nTの中規模の変化が半日ほど続いています。 今日未明になると磁場は北向きに切り替わり、 以降は磁気圏も静かになっています。 太陽風磁場の強まりは、終わりに近付いている様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 北極域にコロナホールが見えていますが、 低緯度域には小さい領域が見える程度です。 太陽風は低速の穏やかな風が続きそうですが、 どうなるでしょうか。 太陽では、中心部の北東寄り(左上)の2882黒点群で、 7日11時半(世界時7日2時半)に、 C5.5の小規模フレアが発生しています。 この後の活動はどうなるでしょうか。 北西(右上)の2880黒点群は小さくなっています。 掲載の写真では、微かに見える程度です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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