宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/10/ 2 12:59 更新 太陽風の速度は下がり始めています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝早くまで500km/秒台を保っていましたが、 その後はゆっくりと下がって、現在は450km/秒です。 高速風は終わって、平均的な状態に戻りかけています。 磁場強度は、昨夜から再び強まりが到来して、 12nTくらいに強まっています。 南北成分は北向きに変化していますが、 今後、南向きに反転すれば 磁気圏の活動が強まる可能性があります。 AE指数のグラフは、 太陽風のグラフの前半の南向きの変化に対応して、 200〜600nTの小中規模の変化が発生していますが、 以降は、磁場が北向きになったため変化がなくなっています。 この後、活動が強まる様な変化が見られるでしょうか。 SDO衛星AIA193は、緯度が高めですが、 南東(左下)にコロナホールが見えています。 太陽は、特に活動はなく、 2877群と2880群が見えているだけです。 昨日紹介したフィラメント噴出に対応するCME(コロナ質量放出)は、 SOHO衛星やSTEREO Ahead衛星の画像では、 見つかりませんでした。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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