宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:49)
昨日、M1.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/25 --- ---
9/24 15:56 C2.9
00:07 M1.8
9/23 --- ---

黒点  9/25 (NOAA)
磁場 フレア
2871 8 β M3
2872 10 β ---
2873 2 β ---
2875 2 β ---
2876 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 498 +2.9
-2 h 493 +0.0
-4 h 471 +0.9
-6 h 477 +2.3
-8 h 466 +1.2
-10 h 477 -3.0
-12 h 477 +2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -25 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 9x10^1
9/25 0.7 3x10^2
9/24 0.7 1x10^3
9/23 0.9 8x10^2
9/22 0.7 4x10^2
9/21 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/20 12:38 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 9/21 12:46 太陽に5つの黒点群が見えています。太陽風は低速で磁気圏は穏やかです。
2021/ 9/22 11:31 太陽の黒点が増えています。太陽風は低速の状態が続いています。
2021/ 9/23 10:22 太陽風はやや低速です。コロナホールの影響が始まりそうです。
2021/ 9/24 12:56 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2021/ 9/25 09:49 更新
太陽の活動は落ち着いています。太陽風は高速風になりました。

担当 篠原

Mクラスのフレアを起こした2871黒点群の
すぐ左上に新しい黒点が現れ、
2876群と番号が付けられています。

ここで、24日16時(世界時24日7時)に
C2.9の小規模フレアが発生しています。
NOAAのフレアの記録では2871群での発生となっていますが、
2876と番号が付けられる前の記録のためかもしれません。

2871群周辺では小さい活動が頻繁に発生しています。
引き続き注目してください。

また、太陽の北東(左上)と南東(左下)に
小さい黒点が現れている様です。


太陽風は、昨日のニュース以降も少しずつ速度が上がり、
ちょうど500km/秒に達したところです。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いています。
磁気圏は基本的には静穏ですが、
太陽風の磁場が一時的に南を向いたところで、
AE指数に800nTの中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは、太陽の西の端に近付いています。
この領域の影響による太陽風速度の高まりは、
この辺りまでかもしれません。

一方、北極から中緯度にかけてコロナホールが縦に伸びています。
前周期よりも縦の広がりが大きくなっているので、
今回は太陽風にも変化が現れるかもしれません。
明後日、27日以降の変化に注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。