宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/22 11:31 更新 太陽の黒点が増えています。太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽の南東端(左下)の向こう側で、 フィラメント噴出が発生しています。 GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽の左下に向かって発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 地球に対して横向きの噴出なので、影響はありません。 太陽のこちら側では、 北西(右上)の2873黒点群でC1.1、C1.8の小規模フレアが、 南東(左下)の2871群でC1.1の小規模フレアが それぞれ発生しています。 今のところ、活動が強まっているという様子はありません。 また、南西(右下)に新しい黒点が現れています。 南西側は、3か所に黒点が見えています。 太陽風は、速度が330km/秒から350km/秒へ少し上がっていますが、 低速の状態は続いています。 磁場強度は、今日に入ったくらいから少し強まり、 7〜9nTで推移しています。 南北成分は南寄りになっていて、 -5nTを超える変化も発生しています。 このため、磁気圏の活動も少し高まっていて、 AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールが見えています。 明日には、この領域の影響で 太陽風が強まり始めるかもしれません。 太陽の南東端の向こう側で発生したフィラメント噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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