宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:01)
今日、C1.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/19 10:05 C1.6
9/18 17:18 C2.6
16:34 C1.6
9/17 13:07 C3.5

黒点  9/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 371 +2.3
-2 h 385 +1.4
-4 h 381 +0.1
-6 h 376 +1.0
-8 h 375 +2.9
-10 h 381 +4.0
-12 h 396 +4.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -30 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^1
9/19 0.9 2x10^2
9/18 0.8 2x10^2
9/17 0.7 7x10^2
9/16 0.8 8x10^2
9/15 0.8 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/14 12:31 プロミネンスの噴出が続いています。太陽風はやや高速になっています。
2021/ 9/15 12:50 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は無黒点になりそうです。
2021/ 9/16 13:20 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽は無黒点です。
2021/ 9/17 12:36 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点です。
2021/ 9/18 09:48 太陽風磁場は更に強まっています。太陽の向こう側でフレアが発生しています。
最新のニュース

2021/ 9/19 11:01 更新
太陽の南東から新しい黒点が現れています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の南東の端(左下)から、新しい黒点が現れています。

出現に先立って、昨夕、18日17時半(世界時18日8時半)に、
C2.6の小規模フレアを起こしています。
昨日紹介したフレアと同様、
このフレアも向こう側で発生しているので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

そして、こちら側に現れてすぐ、
19日10時(世界時19日1時)には、
C1.6の小規模フレアを起こしています。
今後は領域が直接見えるので、
小さいフレアも含めて、活動の様子が詳しく分かる様になります。

一方、太陽の向こう側で活動が発生している様です。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

これを見ると、18日12時(世界時18日3時)に、
太陽の右上を中心に広く
CME(コロナ質量放出)が飛び出しています。
SDO衛星AIA193を見ると、
この時刻に太陽のこちら側には対応する変化はなく、
太陽の上の端の向こう側のコロナに、
小さい動きが発生してるのが見えます。
北半球の向こう側でフレアが発生した様です。

また、18日23時(世界時18日14時)には、
太陽の右下に向かってCMEが噴出しています。
これも、太陽のこちら側では対応する変化は見られず、
向こう側の現象の様です。
CMEの様子から、フィラメント噴出ではないかと思います。

太陽のこちら側は穏やかでしたが、
太陽全体としては活動が続いているということかもしれません。


太陽風は、昨日の午後に磁場強度は10nTを割り、
その後もゆっくりと下がって、
現在は4nTと平均的な状態に戻っています。
速度は、380〜400km/秒と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの最初に南寄りの時間帯がありますが、
以降は北寄りになっています。
このため、AE指数のグラフも
初めの頃に1000nTの大きな変化が発生していますが、
以降は変化がなくなって、磁気圏は静かになっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の南東(左下)に縦に薄暗くコロナホールが伸びています。
明日くらいに先頭(右端)が太陽の中心線に達して、
その3日後くらいから太陽風が強まるかもしれません。



太陽の向こう側でCMEが発生しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。