宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/15 12:50 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は無黒点になりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、グラフの中程まで欠測していますが、 昨日よりも少し下がって、 440km/秒と平均的な速度に戻っています。 速度の弱い高まりはこの辺りで終わりそうです。 太陽風の磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっていますが、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は弱い南寄りになっています。 このため、磁気圏の活動も発生していて、 AE指数は、500nTくらいの変化が 数時間おきに発生しています。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 速度が下がって低速風になる頃です(8月19日)。 今回はどのタイミングで低速になるでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールは見られません。 太陽は、南西の端(右下)に2866黒点群が見えるだけで、 この後、無黒点になりそうです。 X線グラフも、先に沈んだ2868群で C1.1の小規模フレアが発生した程度で、 この後はさらに静かになりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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