宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/12 12:50 更新 太陽風磁場の強まりは終わりかけています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風磁場の強まりは、昨夜から下がり始め、 現在は7nTと平均的な状態に戻りかけています。 速度は350km/秒から310lkm/秒へ下がり、 更に低速になっています。 太陽風磁場の南北成分は、 一時的に南向きに変化する時間もありますが、 昨夜遅くからは北向きに強まっています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数のグラフは、中盤以降は変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールはありません。 太陽風は低速の状態が続きそうです。 太陽は、C1.3の小規模フレアが1回と、 Bクラスの小さいフレアが発生する程度で、 穏やかに推移しています。 SOHO衛星やSTEREO Ahead衛星によると、 太陽の左側に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 太陽の向こう側に活動的な領域がある様です。 STEREO Ahead衛星でもまだ見えていませんが、 こちら側に回ってくるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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