宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/10 12:39 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜に400km/秒台を割り、 350〜370km/秒と低速の状態で推移しています。 (DSCOVRの速度グラフは、やや不安定になっています) 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態から、 グラフの最後で5nTに少し上がっています。 値としては平均的な状態ですが、 この後の変化はどうなるでしょうか。 磁気圏は概ね静穏ですが、 AE指数は、100〜200nTの小さい変化が続いています。 太陽風磁場の南北成分が、 弱い南向きになっている影響でしょうか。 27日周期の図を見ると、 前周期は、8月15日から速度がやや高まっています。 この変化は2周期前も見えていました。 今回、9月11日以降にも同様の変化が現れるでしょうか。 太陽は、南東の新しい黒点に 2870群と番号が付けられています。 中心部南側の2866群で C3.5の小規模フレアが発生していますが、 その他は目立った変化はなく、 太陽は穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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