宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/13 --- ---
9/12 --- ---
9/11 --- ---

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
2866 10 β ---
2868 6 β C1
2869 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:03 425 +4.4
-2 h 420 +4.1
-4 h 413 +2.5
-6 h 396 +2.7
-8 h 376 +3.7
-10 h 387 +0.2
-12 h 381 -2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^1
9/13 0.7 2x10^2
9/12 0.8 2x10^2
9/11 0.7 6x10^2
9/10 0.8 4x10^2
9/ 9 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/ 8 13:31 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2021/ 9/ 9 12:52 C8.3の小規模フレアが発生しています。太陽風は平均的な速さです。
2021/ 9/10 12:39 太陽風は低速になっています。磁気圏も概ね静穏です。
2021/ 9/11 13:31 太陽風の磁場強度が強まっています。磁気圏の活動もやや強まりました。
2021/ 9/12 12:50 太陽風磁場の強まりは終わりかけています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2021/ 9/13 12:15 更新
太陽の東西でプロミネンスが噴出しています。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨夜から今日未明にかけて、
太陽の東端と西端でプロミネンスの噴出が
連続して発生しています。
GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。
きれいな噴出です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
この噴出によるCME(コロナ質量放出)が観測されています。
(西の噴出は、最初のところまでです)
地球に対しては、横向きの噴出なので、
影響はありません。

また、昨日の記事に書いたCMEも、
南東に噴出した別のプロミネンスによるものでした。
従って、向こう側に活動的な領域がある
ということではありませんでした。

太陽は、2869群の黒点が見えなくなっています。
X線グラフは、
Bクラスの小さいフレアが起きているだけです。


太陽風は、昨夜から速度が上がり始め、
現在は430km/秒と平均的な速さに達しています。
磁場強度も、8〜10nTにやや強まっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の8月15〜18日に速度の弱い高まりが到来しています。
この変化が少し遅れて帰ってきたのでしょうか。

磁場の南北成分は、
昨日の夕方から夜にかけて南向きの変化が続き、
AE指数に600nTに達する中規模の変化が発生しています。
この後は、磁場は北向きになり、現在の磁気圏は穏やかです。

前回の太陽風の速度は、
500km/秒にぎりぎり届くくらいの高まりでした。
今回はどこまで変化するでしょうか。



太陽の東端で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西端で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左右に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。