宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/13 12:15 更新 太陽の東西でプロミネンスが噴出しています。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 昨夜から今日未明にかけて、 太陽の東端と西端でプロミネンスの噴出が 連続して発生しています。 GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。 きれいな噴出です。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 この噴出によるCME(コロナ質量放出)が観測されています。 (西の噴出は、最初のところまでです) 地球に対しては、横向きの噴出なので、 影響はありません。 また、昨日の記事に書いたCMEも、 南東に噴出した別のプロミネンスによるものでした。 従って、向こう側に活動的な領域がある ということではありませんでした。 太陽は、2869群の黒点が見えなくなっています。 X線グラフは、 Bクラスの小さいフレアが起きているだけです。 太陽風は、昨夜から速度が上がり始め、 現在は430km/秒と平均的な速さに達しています。 磁場強度も、8〜10nTにやや強まっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の8月15〜18日に速度の弱い高まりが到来しています。 この変化が少し遅れて帰ってきたのでしょうか。 磁場の南北成分は、 昨日の夕方から夜にかけて南向きの変化が続き、 AE指数に600nTに達する中規模の変化が発生しています。 この後は、磁場は北向きになり、現在の磁気圏は穏やかです。 前回の太陽風の速度は、 500km/秒にぎりぎり届くくらいの高まりでした。 今回はどこまで変化するでしょうか。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の西端で発生したプロミネンスの噴出。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左右に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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