宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/11 13:31 更新 太陽風の磁場強度が強まっています。磁気圏の活動もやや強まりました。 担当 篠原 昨日のニュースの後も、 太陽風の磁場強度はゆっくりと強まって夜には10nTに達し、 以降、10〜13nTで推移しています。 速度は、350km/秒前後と低速のままです。 CME(コロナ質量放出)によって、 太陽から磁場の強まりがやって来たのかもしれません。 磁場の南北成分は、初めは北向きに変化していましたが、 今日に入る頃から南向きに切り替わり、 今朝早くに-10nTまで強まっています。 この影響で磁気圏の活動がやや活発になり、 AE指数では、500nTの中規模の変化がしばらく続いています。 その後は、磁場は再び北向きに切り替わり、 磁気圏も穏やかになっています。 磁場強度も、この後は弱まり始めるのではないでしょうか。 太陽は、南西(右下)の2868黒点群で、 C1.1の小規模フレアが発生した程度で、 全体としては穏やかです。 2863群、2864群は、 もうすぐ西の端に沈んでいきます。 また、南東(左下)の2870群は見えなくなっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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