宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/ 8 13:31 更新 Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の北西(右上)の2864黒点群で、 今朝、8日8時半(世界時7日23時半)に、 C2.3の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、193と、 GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。 SDO衛星AIA193(茶色)では、 フレアの爆発の衝撃が、 コロナ全体に広がっていく様子が見えています。 また、GOES衛星SUVI 304(赤色)を見ると、 この時に、コロナのループが大きく広がって、 飛び出す様子が見えています。 太陽を撮影する波長の違い(カメラの数字の違い)により、 コロナの活動をより詳しく見ることができるのです。 (参考:Wikipediaの記事) このフレアに伴って、 CME(コロナ質量放出)が発生しているかもしれません。 8日12時(世界時8日3時)には、 南半球の2868群で、C1.1の小規模フレアが発生しています。 2866群、2868群は大きな姿を保っています。 今日も拡大写真を掲載しますが、 昨日、一昨日の写真と見比べて下さい。 そして、2866群のさらに南に新しい黒点が現れています。 太陽風は、昨夜遅くに、 速度が300km/秒から370km/秒へ 一段高まる変化が発生しています。 現在は360km/秒で、低速の状態は続いています。 磁場強度は、5〜8nTの間を変化しています。 南北成分は、南寄りの傾向が続き、 -5nTを超えるくらいの変化も発生しています。 この影響で、AE指数は、 2枚の図の切れ目のタイミングで、 1300nTに達する大きな変化が発生しています。 現在は、磁場は北向きになっています。 磁気圏の変化は静かになりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星SUVI 304による、C2.3の小規模フレア。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2866黒点群と2868黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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