宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 8 08:45 C2.3
9/ 7 --- ---
9/ 6 --- ---

黒点  9/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2863 2 α ---
2864 10 β C2
2866 23 β C1
2868 10 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 360 +2.9
-2 h 355 -3.8
-4 h 362 -3.9
-6 h 366 -5.1
-8 h 371 -3.9
-10 h 365 +2.9
-12 h 370 -3.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 4 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^2
9/ 8 0.7 3x10^3
9/ 7 0.7 4x10^3
9/ 6 0.7 3x10^3
9/ 5 0.8 3x10^3
9/ 4 0.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/ 3 13:08 太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。8月の黒点相対数は 22.4 でした。
2021/ 9/ 4 13:20 太陽風は平均的な速度のなっています。太陽のあちこちに黒点が現れています。
2021/ 9/ 5 13:29 太陽に黒点が多く見えています。太陽風は低速になっています。
2021/ 9/ 6 12:43 太陽風は低速の状態が続いています。
2021/ 9/ 7 12:58 太陽が黒点でにぎやかです。低速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2021/ 9/ 8 13:31 更新
Cクラスの小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の北西(右上)の2864黒点群で、
今朝、8日8時半(世界時7日23時半)に、
C2.3の小規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA131、193と、
GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。

SDO衛星AIA193(茶色)では、
フレアの爆発の衝撃が、
コロナ全体に広がっていく様子が見えています。
また、GOES衛星SUVI 304(赤色)を見ると、
この時に、コロナのループが大きく広がって、
飛び出す様子が見えています。

太陽を撮影する波長の違い(カメラの数字の違い)により、
コロナの活動をより詳しく見ることができるのです。
(参考:Wikipediaの記事)

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が発生しているかもしれません。

8日12時(世界時8日3時)には、
南半球の2868群で、C1.1の小規模フレアが発生しています。

2866群、2868群は大きな姿を保っています。
今日も拡大写真を掲載しますが、
昨日、一昨日の写真と見比べて下さい。

そして、2866群のさらに南に新しい黒点が現れています。


太陽風は、昨夜遅くに、
速度が300km/秒から370km/秒へ
一段高まる変化が発生しています。
現在は360km/秒で、低速の状態は続いています。

磁場強度は、5〜8nTの間を変化しています。
南北成分は、南寄りの傾向が続き、
-5nTを超えるくらいの変化も発生しています。

この影響で、AE指数は、
2枚の図の切れ目のタイミングで、
1300nTに達する大きな変化が発生しています。

現在は、磁場は北向きになっています。
磁気圏の変化は静かになりそうです。



2864黒点群で発生したC2.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 304による、C2.3の小規模フレア。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2866黒点群と2868黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。