宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 9/ 9 12:52 更新 C8.3の小規模フレアが発生しています。太陽風は平均的な速さです。 担当 篠原 昨日のC2.3の小規模フレアに伴って、 弱いCME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽の右に向かって、ガスが飛び出しているのが見えます。 発生地点を考えると地球へも向かっている可能性がありますが、 噴出の様子から、影響は小規模に留まりそうです。 到来は12日頃でしょうか。 太陽は、南半球に現れていた黒点に、 2869群と番号が付けられています。 2866、2868群と一緒に拡大写真を掲載します。 これまでの縮尺と同じにすると、 ぎりぎりで3つの黒点群が写真に入りました。 この2866黒点群で、 今日未明、9日2時(世界時8日17時)に、 C8.3と大きめの小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 太陽では、この前にもC1.2、C2.3の 小規模フレアが発生しています。 この後も活動は続くでしょうか。 また、南東の端(左下)から、新しい黒点が現れています。 太陽風は、速度が400km/秒に上がり、 平均的な速さになっています。 一方、8nT前後に少し強まっていた磁場強度は、 速度の上昇後にゆっくりと下がって、 3〜4nTとやや弱くなっています。 磁気圏の活動は一時的に強まっていて、 AE指数は1200nTや800nTの変化が発生しています。 グラフの後半は変化が見られなくなり、 現在は穏やかになっています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2866黒点群で発生したC8.3のフレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2866、2868、2869の3つの黒点群。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |