宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 9/ 3 13:08 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。8月の黒点相対数は 22.4 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 8月の黒点相対数は、22.4 と発表されました。 7月の34.4からは下がっていますが、 4〜6月が20台でしたので、 同程度で推移していると考えられます。 1枚目の図で、11年前の2010頃の値と比較すると、 同じくらいの水準が続いています。 現在の第25期は、 ここまでは第24期と同等の変化になっていると言えそうです。 太陽風は、速度のグラフが乱れていますが、 次第に速度が上がって、380km/秒くらいになっている様です。 やや低速くらいの状態です。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態が続いています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが西半球側に進んでいます。 明後日くらいから影響が始まりそうです。 太陽は、南東(左下)の黒点に2863群と番号が付けられています。 南西(右下)の2860群は、もうすぐ沈みそうです。 この2860群でC1.2の小規模フレアが発生していますが、 目立った変化はこのくらいで、 太陽は穏やかに推移しています。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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