宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
今日、C7.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/28 05:33 C7.3
05:08 C1.7
8/27 21:48 C1.5
08:16 C3.9
02:49 C3.0
8/26 --- ---

黒点  8/28 (NOAA)
磁場 フレア
2859 6 β C3
2860 22 βγ C7
2861 1 α ---
2862 4 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 353 -3.8
-2 h 361 -6.3
-4 h 371 -8.2
-6 h 393 -11.6
-8 h 429 -13.8
-10 h 397 -14.2
-12 h 391 -12.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -71 -/ -
-2 h -72 -/ -
-4 h -74 -/ -
-6 h -66 -/ -
-8 h -57 -/ -
-10 h -44 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^2
8/28 0.7 3x10^3
8/27 0.7 2x10^2
8/26 0.8 1x10^2
8/25 0.7 1x10^2
8/24 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 8/23 13:11 太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2021/ 8/24 13:49 フィラメント噴出によりCMEが発生しています。太陽風は低速です。
2021/ 8/25 12:37 太陽でCMEが発生しています。太陽風はやや低速になっています。
2021/ 8/26 12:50 太陽風は平均的な速度です。太陽は穏やかです。
2021/ 8/27 13:19 小規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。太陽風の小さい乱れが到来しています。
最新のニュース

2021/ 8/28 12:42 更新
C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

今朝早く、28日5時半(世界時27日20時半)に、
太陽の南半球の2860黒点群で、
C7.3と少し大きめの小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

C7に達する規模のフレアの発生は、
7月9日に発生したC7.0以来、1か月半ぶりです。

発生地点の2860群は、更に黒点が大きくなっています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。

太陽では、南西の端近く(右下)に2862黒点群が発生していて、
(昨日のニュースの時点で、黒点は既に現れていました)
ここでもC1.1の小規模フレアが発生しています。

引き続き、太陽の活動に注目してください。


昨日の朝に太陽風の乱れが到来していましたが、
夜に入ると磁場強度が更に強まり、16nTに達しました。
それと共に磁場の南北成分は
南向きに大きく振れるようになり、
最大で -15nTくらいの変化に達しました。

速度は400km/秒と平均的な状態でしたが、
磁気圏の活動は一気に強まり、
AE指数は、1500nTから瞬間的に2000nTに達する
激しい変化が発生しています。

また、磁気嵐も発生していて、
京都大学WDCのDst指数速報値は -74nTに達しています。
(Dst指数はマイナス方向に強まります)

現在の太陽風は、
磁場強度は12nTと強まった状態ですが、
南北成分は-3nTと、南向きの変化は小さくなっています。
速度は350km/秒へ下がり、低速になっています。
AE指数はまだ500〜1000nTと中規模の変化が続いていますが、
この後、変化は小さくなりそうです。

一方、この後も次のCMEによる乱れが到来する可能性があります。
太陽風の推移にも注目して下さい。


太陽風の乱れの影響で、
放射線帯の高エネルギー電子が少し増加しています。
この後、さらに高まる可能性があります。




C7.3フレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による2860黒点群。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


Dst指数の速報値は、-74nTまで下がっています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。