宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 8/28 12:42 更新 C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 今朝早く、28日5時半(世界時27日20時半)に、 太陽の南半球の2860黒点群で、 C7.3と少し大きめの小規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 C7に達する規模のフレアの発生は、 7月9日に発生したC7.0以来、1か月半ぶりです。 発生地点の2860群は、更に黒点が大きくなっています。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 太陽では、南西の端近く(右下)に2862黒点群が発生していて、 (昨日のニュースの時点で、黒点は既に現れていました) ここでもC1.1の小規模フレアが発生しています。 引き続き、太陽の活動に注目してください。 昨日の朝に太陽風の乱れが到来していましたが、 夜に入ると磁場強度が更に強まり、16nTに達しました。 それと共に磁場の南北成分は 南向きに大きく振れるようになり、 最大で -15nTくらいの変化に達しました。 速度は400km/秒と平均的な状態でしたが、 磁気圏の活動は一気に強まり、 AE指数は、1500nTから瞬間的に2000nTに達する 激しい変化が発生しています。 また、磁気嵐も発生していて、 京都大学WDCのDst指数速報値は -74nTに達しています。 (Dst指数はマイナス方向に強まります) 現在の太陽風は、 磁場強度は12nTと強まった状態ですが、 南北成分は-3nTと、南向きの変化は小さくなっています。 速度は350km/秒へ下がり、低速になっています。 AE指数はまだ500〜1000nTと中規模の変化が続いていますが、 この後、変化は小さくなりそうです。 一方、この後も次のCMEによる乱れが到来する可能性があります。 太陽風の推移にも注目して下さい。 太陽風の乱れの影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が少し増加しています。 この後、さらに高まる可能性があります。 C7.3フレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による2860黒点群。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース Dst指数の速報値は、-74nTまで下がっています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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