宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 8/25 12:37 更新 太陽でCMEが発生しています。太陽風はやや低速になっています。 担当 篠原 昨夜、24日21時(世界時24日12時)に、 太陽の北東(左上)の2859黒点群で、 B8.8の小さいフレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、193による動画を1枚目に掲載します。 X線強度としては小さい変化だったのですが、 カメラ(撮影している波長)を変えると、 2枚目のGOES衛星SUVI 304の動画の様に、 コロナのガスを豪快に噴き出すフレアになっていました。 (SDO衛星AIA304でも同様の画像を見ることができます) 飛び出したガスはCME(コロナ質量放出)となり、 SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。 ただし、3枚目の動画では、 このフレアの5時間ほど前に 太陽の西端(右端)の向こう側で活動が発生した様で、 別のCMEが太陽の右に向かって噴出しています。 B8.8に関係するCMEは、 少し遅れて太陽の左側に淡く広がって行きます。 斜め方向の噴出なので、 地球にもある程度の影響が到来するのではないでしょうか。 28〜29日くらいになるかもしれません。 2859群では、この後にC1.5の小規模フレアが発生しています。 また、太陽の南東(左下)に現れていた黒点は、 現在はより大きくなり、2860群と番号が付けられています。 25日10時(世界時25日1時)に、 C1.1の小規模フレアを起こしています。 両黒点群の今後の活動に注目してください。 太陽風は、昨夜遅くから速度がゆっくりと上昇して、 現在は380km/秒とやや低速くらいに高まっています。 磁場強度も、5nTから8nTと少し強まっています。 注目していたコロナホールの影響が、 前周期よりも弱まって到来したのでしょうか。 磁場の南北成分は、 グラフの最後で、-8nTと南向きに強まっています。 この影響で磁気圏の活動が少し高まるかもしれません。 ここまでは、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B8.8フレアによるコロナの噴出の様子。GOES衛星SUVI 304。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右と左に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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