宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/24 --- ---
8/23 --- ---
8/22 19:02 C1.9
13:01 C1.2

黒点  8/24 (NOAA)
磁場 フレア
2859 4 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 298 +2.2
-2 h 300 +0.7
-4 h 296 +0.8
-6 h 299 +2.3
-8 h 295 -0.1
-10 h 293 +1.2
-12 h 299 +3.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 17 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 14 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
8/24 0.7 2x10^2
8/23 0.8 1x10^2
8/22 0.9 2x10^2
8/21 0.8 2x10^2
8/20 0.8 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 8/19 12:57 太陽風は低速になっています。新しい黒点が現れています。
2021/ 8/20 13:15 低速の太陽風が続いています。磁気圏が少し活動的になりました。
2021/ 8/21 13:23 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速です。
2021/ 8/22 13:57 小規模フレアが2回発生しています。低速の太陽風が続いています。
2021/ 8/23 13:11 太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 8/24 13:49 更新
フィラメント噴出によりCMEが発生しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨日の朝に太陽の北半球側でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
写真の中心部のもやっとしたガスが、
揺らぎながら見えなくなって行く様子が分かります。

この噴出によりCME(コロナ質量放出)が発生しています。
2枚目はSOHO衛星LASCO C2、C3による動画です。
噴出するガスが淡いため、とても見にくくなっていますが、
太陽全体を囲むようにガスが広がっています。

太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星では、
CMEが地球のある右側に向かって噴出する様子を
見ることができます。
3枚目はCOR2の動画です。
現時点では最初の頃の写真が欠けているため、
既にガスが飛び出した状態からの動画になっています。

太陽の中心付近で発生しているので、
磁場の乱れなどの太陽風の変化が
27〜28日頃に到来する可能性があります。
その場合、オーロラの活動が強まるなどの
変化が発生するかもしれません。


現在の太陽風は、
速度は300km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁気圏は穏やかで、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風(7月28日)は、
磁場が強まって、速度が上昇を始めた頃です。
今回はこの後どの様に推移するでしょうか。


太陽は、南東(左下)と南西(右下)に、
小さい黒点が発生している様です。

X線グラフは特に変化はなく、穏やかです。



太陽の中心部の北半球側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子。淡いガスが太陽を囲むように広がっている。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCME。地球のある右側に向かって飛び出している。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。