宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 8/26 12:50 更新 太陽風は平均的な速度です。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュースの後に360km/秒へ少し速度が下がり、 その後再び上昇を始めて、 今朝には400km/秒と平均的な速さになっています。 磁場強度は、昨日は8nTと少し強まっていましたが、 その後5nTと平均的な状態に戻り、 グラフの最後で、3nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、 昨日のニュースの頃は南向きに強まっていましたが、 その変化はすぐに終わり、 以降は、小さく南北に変化しています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフも、 磁場が南向きに強まっていた初めの頃に 500nTを超えるくらいの変化が見られますが、 以降は、小規模の変化に留まっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中心部から東側(左側)にかけて、 コロナホールはない様です。 明日以降にCMEによる乱れが到来する可能性がありますが、 それを除くと、太陽風は穏やかに推移しそうです。 太陽は、南東(左下)の2860黒点群が、 昨日よりも少し大きくなっています。 1枚目にSDO衛星による拡大写真を掲載します。 また、北東の端(左上)に小さい黒点が現れています。 昨日のニュース以降、活動は落ち着いていて、 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度です。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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