宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 8/23 13:11 更新 太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の北東の2859黒点群は、 昨夜、22日19時(世界時22日10時)に C1.9の小規模フレアと、 その前後にBクラスの小さいフレアを起こした程度で、 活動が高まっている様子はありません。 STEREO Ahead衛星によると、 2859群の向こう側にも活動的な領域があるのですが、 そちらも穏やかな状態の様です。 太陽風の速度は290km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 磁場強度は、2〜4nTとやや弱い状態です。 磁気圏は静穏で、AE指数は変化がありません。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが更に西に進んでいます。 27日周期の図を見ると、 前周期は7月28日から速度が高まっています。 この変化が明日くらいに回帰するかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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