宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 8/21 13:23 更新 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の北東の端(左上)から新しい黒点が姿を現しました。 昨日からBクラスの小さいフレアを起こしていた領域で、 今日に入ると、 21日1時から1時半(世界時20日16時から16時半)にC3.0とC2.3、 今朝、21日6時半(世界時20日21時半)にはC1.4と、 小規模フレアを3回発生させています。 活動の様子を、SDO衛星AIA171の動画で紹介します。 この動画では、太陽の北東(左上)だけでなく、 南東(左下)でも活動が発生しています。 STEREO Ahead衛星によると、 こちら側にも活動的な領域があり、 この後、SDO衛星でも見えるようになるでしょう。 この南東の領域で、 20日15時(世界時20日6時)頃にフレアが発生した様で、 SDO衛星AIA171では、コロナのガスが飛び出し、 その後にポストフレアループが輝いています。 そして、SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)も撮影されています。 地球に対して横向きに飛び出しているので、影響はありません。 北東側(左上)では、見えてきた領域の向こう側にも 別の活動領域がある様です。 この後、太陽の活動が高まって行くでしょうか。 太陽風は、310km/秒と低速の風が続いています。 磁場は、昨日のニュースの後に 5nTから7nTへゆっくりと強まり、 それと共に磁場の南北成分が南向きに強まる変化が 半日近く続きました。 このため、AE指数は最大で800nTに達する 中規模の変化が発生しています。 現在の磁場は北向きに振れていて、 磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから 太陽風速度の高まりが見られるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の南東端(左下)から噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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