宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 8/12 12:55 更新 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日、450km/秒に少し高まっていた太陽風の速度は、 夕方に500km/秒に達しましたが、以降は低下に向かい、 現在は420km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度は、3nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、グラフの後半は0nT付近になっています。 このため、磁気圏の活動は穏やかになっていて、 AE指数は、初めの頃に小規模の変化が見られますが、 後半は変化がなくなっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、 7月23日頃まで400〜500km/秒で推移しています。 今回はどのような推移になるでしょうか。 太陽は、南西に現れていた黒点に2854群、 東端の黒点に2855群とそれぞれ番号が付けられています。 2854群はかなり小さくなっています。 X線グラフは特に変化はなく、 太陽は穏やかな状態です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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