宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 8/ 8 12:49 更新 太陽風速度の小さい高まりが到来しました。太陽は無黒点です。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、 太陽風の磁場強度は再び12nTに強まりました。 310km/秒と低速だった速度も上昇を始め、 今日未明に470km/秒とやや高速の状態まで高まりました。 その後、速度は420km/秒に下がって、 現在は平均的な状態です。 磁場強度も5nTに下がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の小さい速度の高まりが、 1日遅れで帰ってきた様に見えます。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続きました。 このため、磁気圏の活動はやや高まった状態が続き、 AE指数は、500nT程度の変化が続いています。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は0nT付近に下がっています。 この後の磁気圏は、穏やかに推移しそうです。 太陽は、今日も無黒点です。 SDO衛星AIA193では、 北東の端(左上)に明るい領域が現れていますが、 黒点は見えていません。 X線グラフでは、B5.4の小さいフレアが発生しています。 これは、南西(右下)に沈んで行った2850黒点群で発生していて、 現在見えている太陽面は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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