宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 7/29 13:10 更新 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。太陽でCMEが発生しています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は400km/秒に上がり、 夜になると更に上昇して、 530km/秒と高速の風に変わりました。 27日周期の図の前周期に見られた高速風が、 少し遅れて到来した様です。 速度は現在も540km/秒に高まった状態です。 10nTを超えて強まっていた磁場強度は、 速度が高まる頃に下がり始め、 5nTと平均的な値に戻っています。 磁気圏の活動は少し高まって、 AE指数では、 500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 前周期の高速風は、3日ほど続いています。 今回も比較的短い期間で終わりそうです。 現在のSDO衛星AIA193には、 中心部に小さいコロナホールが見える程度です。 太陽は、南半球の2849黒点群に小さい黒点が微かに見える程度で、 NOAA/SWPCの報告では、「黒点群なし」となっています。 28日16見半(世界時28日6時半)に、 北西の2846黒点群の領域で、 B6.9の小さいフレアが発生しています。 SDO衛星AIA193による動画を1枚目に掲載します。 X線の強度変化としては小さいフレアですが、 動画を見ると、広い範囲でコロナのガスに動きが発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3 (2枚目の動画)や、 STEREO Ahead衛星COR2 (3枚目の動画)では、 CME(コロナ質量放出)が飛び出す様子が撮影されています。 地球に対しては斜め方向ですが、 小規模の影響が地球へやって来る可能性があります。 8月1日前後に磁場の強まりが到来するかもしれません。 2846黒点群の領域で発生したB6.9の小さいフレア。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B6.9フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) B6.9フレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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