宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/25 12:49 更新 太陽は穏やかです。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 昨日紹介したCME(コロナ質量放出)の動画を、 SOHO衛星LASCO C2、C3の画像で作成しました。 太陽の左に向かってコロナのガスが飛び出しています。 C4.3フレアが南寄りの場所で発生したのに対し、 CMEは左横に向かって飛び出しているのが気になったのですが、 発生のタイミングがほぼ一致しているので、 C4.3フレアに関係するCMEと言えそうです。 STEREO Ahead衛星COR2による動画も、 写真が更新されたので、昨日よりも長い時間幅で紹介します。 太陽を囲むように広がっているように感じられますが、 高画質になった頃に再び見てみたい状態です。 SOHO衛星LASCO C3(青い写真)では、 太陽の左に、かに座の四角の星の並びと、 その中心にプレセペ星団が見えています。 少しずつ太陽に近付いています。 現在の太陽面は、北半球は2846黒点群、 南半球は2847群だけになっています。 X線グラフの変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は、速度が300km/秒へ下がり、 完全に低速の状態になっています。 磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっていますが、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 今朝にかけて弱い南寄りの傾向が続き、 AE指数は小規模の変化が繰り返し発生しています。 現在は、南北成分は0nT付近で変化する様になり、 速度も下がってしまったので、 今後の磁気圏は静かな状態になりそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2による昨日のCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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