宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 7/21 12:18 更新 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。 担当 篠原 今日未明、21日1時(世界時20日16時)に、 太陽の北東側(左上)の2846黒点群付近で B5.4の小さいフレアが発生しました。 GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 小さい規模の活動ですが、 コロナが噴き上がる様子が見事です。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)も観測されています。 地球に対しては斜め方向なので、影響はなさそうです。 太陽では、南東の端(左下)から黒点が現れ、 2847群と番号が付けられています。 太陽の向こう側で活発に活動していた領域は、 この黒点のさらに向こう側です。 この後姿を現すでしょう。 また、北東(左上)の2846群の右に 新しい黒点が現れています。 太陽風は、速度が500k/秒まで高まって高速風になっています。 (グラフの最後は480km/秒へ少し下がっています) 磁場強度は、昨日の7nTから現在は5nTへ少し下がり、 平均的な状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽風は穏やかな状態が続きそうだったのですが、 この後はどの様な推移になるでしょうか。 DSCOVR衛星のグラフでは磁場の変化が欠けていますが、 ACE衛星のグラフを見ると、 この頃に磁場の南北成分が南寄りになっていました。 このため磁気圏の活動が高まって、 AE指数で500nT前後の中規模の変化がしばらく発生しています。 太陽風のグラフの最後では、磁場の南北成分は0nT付近です。 このため、磁気圏の活動は小さくなりそうです。 (c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B5.4のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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