宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/23 12:54 更新 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、450km/秒へ少し上がり、 400km/秒へ戻る小幅の変化をしています。 磁場強度は、7nTから4nTへ下がっています。 太陽風は、全体としては平均的な状態です。 磁場の南北成分は、昨日のニュースの後から、 -5nTを少し超えるくらいの南向きの状態がしばらく続き、 グラフの中盤以降は0nT付近で変化するようになっています。 この影響で磁気圏の活動も一時的に高まり、 AE指数は、500nTから最大で1200nTに達する中規模の変化が 8時間ほど続いています。 その後は変化が小さくなり、磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の北東側(左上)に縦に細長くコロナホールが伸びています。 4〜5日後の太陽風に影響が見られるかもしれません。 27日周期の図で、 前周期の6月30日に始まっている太陽風速度の高まりの回帰です。 前回は、3日ほど速度が高まっています。 太陽は、6つの黒点群が見えていますが、 西端の2842群、2845群は沈みかけています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化があるだけで、 太陽は穏やかです。 太陽の向こう側で活発に活動が発生していましたが、 その勢いは既に失われている様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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