宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/13 12:52 更新 太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒から340km/秒へ 速度が少し変化しただけで、 低速の状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は既に500km/秒台に高まっていますが、 今回は変化が遅れている様です。 磁場強度は、5〜10nTの間を変化しています。 強まるというほどの変化でもなく、 今後の推移に注目しているところです。 磁場の南北成分は、 グラフの中盤から南向きに強まる変化が見られています。 速度が下がっているので、磁気圏への影響は限定的ですが、 AE指数は500nT前後の変化が度々発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが西に進んでいます。 これから太陽風に変化が発生するでしょうか。 太陽は、2841群がだいぶ小さくなっています。 X線グラフも特に変化はありません。 一方、太陽の向こう側では活動が続いている様で、 SOHO衛星LASCO C2では、 左右両方にCMEの噴出が発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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