宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/ 5 12:07 更新 太陽は穏やかになっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 Xフレアを起こした2838黒点群は、 C2.0、C2.1と2つの小規模フレアを起こし、 4日14時(世界時4日5時)には、 M1.5の中規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を見ると、 太陽の西の端の向こう側で発生している様で、 フレアの実際の規模は、これよりも大きかった可能性があります。 X線グラフでは、その後、 C1.3、C1.7の小規模フレアが発生していますが、 これらは、2839群、2835群で発生したものです。 グラフ全体としては変化が少なくなり、 太陽は穏やかになっています。 太陽の北東に現れた黒点は、2839群と番号が付き、 昨日よりも黒点が大きくなっています。 太陽風は、速度が330km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 磁場強度は、4nTから2nTへ下がり、 グラフの最後で4nTに戻っています。 磁気圏は静穏で、AE指数は特に変化のない状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、 北極と南極を除くと、 中心部の北半球側に小さいコロナホールがある程度です。 太陽風は、穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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