宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
昨日、C1.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 --- ---
6/29 04:00 C1.6
6/28 18:18 C2.0

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
2835 16 βγδ C2
2836 8 β C2
2837 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 353 -1.9
-2 h 332 +1.8
-4 h 344 +2.2
-6 h 336 +0.2
-8 h 339 -1.2
-10 h 340 -2.0
-12 h 332 -4.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 10 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 9 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 6x10^1
6/30 0.7 4x10^2
6/29 0.7 3x10^2
6/28 0.7 3x10^2
6/27 0.7 2x10^2
6/26 0.8 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/25 12:27 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点が現れました。
2021/ 6/26 13:20 太陽で小さい活動が発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 6/27 13:30 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
2021/ 6/28 12:38 太陽風は低速の状態が続いています。太陽の東端に黒点が現れています。
2021/ 6/29 12:46 Cクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は更に低速になっています。
最新のニュース

2021/ 6/30 12:48 更新
Bクラスの小さいフレアが続いています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨日の昼、29日14時(世界時29日5時)に、
太陽の中心部の北側でB6.9の小規模フレアが発生しました。
黒点群はありませんが、磁場の強まりがあり、
小さい黒点がちらちらと現れていた場所です。

フレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画で紹介します。
これを見ると、爆発によってコロナのガスが飛ばされていて、
CME(コロナ質量放出)も発生しているかもしれません。

しかし、SOHO衛星のLASCO C2、C3では
ガスが淡いためか変化は見られず、
STEREO Ahead衛星COR2は、良い時間帯の写真がなく、
現時点では判断がつきません。

変化としては小さいので、
4〜5日後の太陽風に磁場の強まりが見られる程度でしょうか。

太陽では、この他にもBクラスの小さいフレアが
主に2835黒点群で発生しています。
今のところ、変化が強まる様子は見られません。


太陽風は、320〜350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、3〜5nTと平均的な状態です。

磁気圏は静穏で、
AE指数は、太陽風磁場が南寄りになった頃に
300nTの小規模の変化が発生した程度です。
現在はほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193は、
東側の赤道付近に小さいコロナホールが見える程度です。
穏やかな太陽風が続きそうです。



太陽の中心部の北側で発生したB6.9の小規模フレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。