宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 7/ 2 11:43 更新 高速風の速度は少し下がっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨夜までは500km/秒付近を保っていましたが、 今日に入ると少し下がって、 現在は480km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度も、10nTから7nTへ次第に低下しています。 磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降、弱い北寄りが続いています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はほとんど変化がありません。 この後、29日に発生した弱いCMEの乱れが到来して、 太陽風磁場の強まりが見られるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心にコロナホールが見えています。 広がりは小さいですが、 3日後くらいに太陽風の速度が高まるかもしれません。 太陽は、2835黒点群が大きな姿を保っていますが、 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度です。 他の黒点群も含め、 太陽全体としてはやや落ち着いた状態です。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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