宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:29)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、X1.5の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 10:35 C2.0
01:52 M1.0
7/ 3 23:23 X1.5
21:57 C1.9
16:07 M2.7
13:58 C1.9
11:18 C5.7
7/ 2 --- ---

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2835 33 βδ ---
2836 1 α ---
2837 4 β ---
2838 3 β X2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:25 365 -1.0
-2 h 371 +0.0
-4 h 382 +0.8
-6 h 387 +0.6
-8 h 389 +0.6
-10 h 396 -0.9
-12 h 447 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 10 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
7/ 4 0.9 2x10^2
7/ 3 0.7 2x10^2
7/ 2 0.7 2x10^2
7/ 1 0.7 2x10^2
6/30 0.7 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/29 12:46 Cクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は更に低速になっています。
2021/ 6/30 12:48 Bクラスの小さいフレアが続いています。太陽風は低速です。
2021/ 7/ 1 10:04 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2021/ 7/ 2 11:43 高速風の速度は少し下がっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 7/ 3 13:26 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は再び高まっています。
最新のニュース

2021/ 7/ 4 11:29 更新
X1.5の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨夜遅く、3日23時半(世界時3日14時半)に、
太陽の北西端近く(右上)の2838黒点群で、
X1.5の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

Xフレアの発生は、
2017年9月10日(世界時)に発生したX8.2以来で、
3年10か月ぶりです。
現在の第25活動周期では初めてのXクラスです。

2838黒点群は、
その前後にM2.7とM1.0の中規模フレアも起こしています。
(動画はこのフレアも含めています)

2838黒点群は、Xフレアが発生した頃には、
西の端ぎりぎりに達していました。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
現在は太陽の向こう側に回ってしまい、
地球からは見えなくなっています。

現在の太陽面では、
南西(右下)の2836群がほとんど見えなくなっています。
一方、北東(左上)に小さい黒点が現れています。

2838群が沈んだので、活動は穏やかになりそうです。


太陽風は、昨日の午後から速度が下がり始め、
今日に入る頃に400km/秒台を割り、
現在は370km/秒と低速の風に変わっています。
磁場強度は、4nTから3nTへ少し下がり、
やや弱くなっています。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は時々小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の北東に北極から縦にコロナホールが伸びています。
東西の広がりは小さいので、
影響は限定的になりそうです。




X1.5の大規模フレアとその前後のM2.7、M1.0フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアを起こした頃の2838黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。