宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/28 12:38 更新 太陽風は低速の状態が続いています。太陽の東端に黒点が現れています。 担当 篠原 太陽風は、350km/秒前後の低速の風が続いています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態で安定しています。 AE指数は、グラフが太くなっているため 細かい変化は分かりませんが、 磁気圏は穏やかに推移している様です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールは見られず、 北極寄りに淡いコロナホールが見えるくらいです。 太陽風は、基本的には穏やかな風が続きそうです。 太陽は、南東に現れた黒点に、 2836群と番号が付けられています。 また、北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が起きている程度で、 穏やかです。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 昨日の午後、27日15時(世界時27日5時)頃に、 太陽の右に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。 太陽を左斜めから観測している STEREO Ahead衛星COR2とともに、動画を掲載します。 SDO衛星AIA193を見ると、 西の端(右端)でコロナが動く様子が見られるので、 この活動によるCMEかもしれません。 太陽の右に向かって飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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