宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/19 13:18 更新 高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒前後で安定していて、 現在も高速の状態が続いています。 磁場強度は、4nTから2nTへ下がって、 弱くなっています。 磁場の南北成分は、グラフの初めは弱い南寄りでしたが、 中盤以降は0nT付近になっています。 AE指数も、前半は小規模の変化が起きていますが、 以降は変化がなくなっています。 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風をもたらした南半球のコロナホールは、 太陽の西の端に達しています。 この後は、太陽風の速度は下がって行きそうです。 一方、北極から縦に伸びるコロナホールは、 中緯度あたりまで伸びている程度です。 このため、地球への影響は小さいのではないでしょうか。 太陽は、北西(右上)に現れた黒点に 2834群と番号が付けられています。 X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかに推移しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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